自動車には多くのランプが装着されています。しかし、その仕組みや役割を正確に理解して確実に活用できているユーザーは案外少ないものです。いくつかの灯火装置に関する役割を紹介してみます。

まず、フォグライトです。一般的には自動車前方の下部に設置されることが多いですが、最近はドレスアップのためにこのフォグライトに過剰な輝度を持ったHIDやLEDを設定するユーザーが目立ってきました。そもそもフォグライトの役割は読んで字のごとく、フォグ、すなわち霧の状態で視界を少しでも保つためのものであって、前方を明るく激しく照らすようなものではありません。また、多くのHIDライトユーザーのように高輝度の色温度はフォグライトには適しておらず、一般的な白色のHIDが4300K(ケルビン)~6000Kであるものの、本来は黄色の3000Kくらいが一番効果を発揮するものなのです。用途と目的から逸脱したユーザーが多いと感じている方も多いのではないでしょうか。

 
次にデイライトです。これは、一時日中帯でもヘッドライトを点灯する運動がタクシーなどで盛んになりましたが、自動車の位置をさらに視認しやすくするためのものです。しかし、これもフォグと同様に単なるドレスアップアイテムになってしまっていることが多い現状です。せっかくの灯火装置ですから、本来の用途で正しく使用したいものです。